ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 近畿 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  

Posted by naturum at

2019年05月05日

よくできました。 「平成」

昭和生まれの自分には去る平成を騒ぐほど懐かしむようなことは殆どなかったけれど、GW前の一連の報道の中で、この日本において戦争のの無かった時代がとても稀だったことに今になって気づかされる。
もちろん自分は経験してきたわけではないけれど、昭和という時代を語るに、よく戦前、戦中 戦後と分別して聞かされることが多かったし、こと戦後生まれの自分たちの幼少には繰り返してはならない時代だということを強く言い聞かされてきた。それを思い、さして鑑みれば、平成最後の花というのは、いつぞやもらった通信簿に押された「よくでjきました」の評価印のように誇らしげでもあり、またとても美しい。願わくば、花の命は短くて・・・とならぬよう来たった令和も、どうか美しいものを心か美しいと感じ得る事のできる時代であれと思う。


平成19年4月相方とキャンプ場へと急ぐ理由にそんな大げさなものはなく、ただ良い花見の場所取りにと心急いただけのことだ。
確かに現地到着して見渡したフィールドには、こちらも満開と言わんばかりに、カラフルなテントやタープがそこらかしこに咲いていた。
いざ出陣、そのようなこともあろうかと用意してきたのは今回もハンモック。整地の狭い林間に我が根城を陣取る。さらに今回趣向をこらしたのは、二段ベッドよろしく、2つのハンモックを上下に張ったところ。上に渡した方へは脚立を使って上らなければ乗れないけれど、枝に泊まったうぐいすにでもなったように、この世の春を体感できた。
面倒な乗り降りをこなしお手洗いからサイトへ帰る折に、その外観を眺めて見れば、なるほど・・・風を渡る鳥に見えなくもなかった。


さて令和元年、皆さんも善き外遊びを・・・


  


Posted by スズキイサキ at 20:58Comments(0)キャンプハンモック泊デュオキャンプ

2019年01月03日

つまりは「良いお年を・・・」とジョンは言ったのだろう?

FMから流れるジョンレノンのHappy Christmasを聞きながら家路へと急いでいた。
繁忙期のただならぬたくさんの仕事をこなし、たいそう疲弊していたのもあるが、凡そ年末のメランコリックな雰囲気が薄ら白く曇っていた記憶を呼び覚ましたのかもしれない。
早く家に帰って眠りたいという思いとは裏腹に車のフロントガラスに映る前方の隊列は高名なる武家の参勤交代さながら。
あきらめてその調べに耳をそばだてる。ジョンレノンは歌の冒頭でこう問いかけている。「さぁクリスマスが来たんだ。きみはこの一年何をしてこれたかな?」

前回の更新から早半年以上が経過しているが、何もしていなかったわけではなく、年間50泊の目標には劣るけど精力的にキャンプは楽しんでまして、去年一年もたくさんの思い出があります。ただ写真に残すことや記事にに仕立てる面倒とそういった時間に捉われるよりも、もっとその場を楽しんでいたいという理由から放置していた次第です。
そしてジョンレノンは続ける。「今日はクリスマス、そしてまた新しい年が始まる。誰もが楽しんでいいんだよ。」・・・
尚も渋滞は続き仕事は翌日も殺人的に増えたが、クリスマスキャンドルが消える頃には収束の様相で、街の喧騒も引き潮のように静かにその熱が冷めていった。

2018年12月29日~30日
牡蠣で有名なあの渚へ、ソロでハンモック泊。

仕事納めを昨日に終えて、翌日早朝から自宅を出発したのには、帰省ラッシュを避ける体もあったが、現地までの途中漁港の網元販売に寄り、新鮮な牡蠣を手に入れたいからだった。その甲斐あって、1キロの牡蠣を持参しての現地到着は午前9時、オーシャンビューの木立へと設営完了。天気は概ね晴れていたが少し風が強く、直火での石釜作りには少々高く積み上げる必要があったのでなかなかの運動量を要した。気温は10度を切ったばかしだろうか、それほど寒くはなく、汗が首筋をつたう。それでも風が冷たかったので、来る夜に備えて薪を大きな流木から切り出し更に斧で割る。全くアウトドアは立派なスポーツだと思った。

昼飯は買ってきたウィンナーやらを適当に焼いて、手間も量も軽めに済ませ、コーヒーと煙草で一服ついたら漸くハンモックに転がる。
昼下がり、風のせいかいつもより波は高く、寄せては帰す波の音が辺りを響かせていた。それを聞きながらジョンレノンのことを思い、それにまつわる思い出を思い、かつてそこにあった友達との親密な空気を懐かしんだ。日々一日々々は忙しく、長くもあり短くもあるが総じて1年は、更には10年ひと昔と言うが時が経つのは本当に早いものだ。そんなとりとめもないことを頭に巡らしていると、波の音はその間隔を広げ、やがて凪に向かっていった。焚付け放したままのかまどの火が燻り出した頃、その煤けた匂いを嗅ぎながら否応なく浅い眠りにつき、牡蠣になったジョンレノンと話をするという奇妙で短い夢を見た。彼は言った。「人生は短い。さぁもっと楽しめ。」
俺は食べにくい牡蠣だと夢の中で思った。

目覚めた頃には風も止んで、辺りは暗くなっていた。少し焦って晩飯の準備にハンモックから起きだし、かまどの傍にへたり込んだが、火はすでに鎮火していた。仕方なく薪の小割りをくべては息を吹くと、暫らくして煙が立ち上り、揚々と増していく暗がりの中へと吸い込まれていった。前を見上げれば夕闇が迫った冬の海は黒く、紺碧と茜が入り混じった薄暗い空との間に水平線は確認しがたくて、それを見限るかのように数々の漁り灯が点々と並んでいた。



以上添付した2枚の画像は明くる日の朝の風景です。

  


Posted by スズキイサキ at 10:35Comments(0)キャンプハンモック泊ソロキャンプ

2018年05月24日

5月20日 21日 デュオハンモック泊 時計の振り子のようにハンモックは揺れ一日は暮れまた昇る

雨の日にキャンプしないならテントなんか必要ないというのをずっと持論としてきましたが、ここ最近雨に見舞われてないイサキです。
また随分ご無沙汰してましたが、まずまずキャンプには行ってまして、あいもかわらずです。

5月20日21日の日月で1泊、場所はいつもの林間にてデュオキャンプに行ってきました。
今回はだいぶ気温も上がってきたことだし、そろそろハンモック伯でもと思い、DDフロントラインを持参です。寒がりな相方のためにステイシーをバックアップに一応設営しましたが、自分的にはなくても快適に過ごせましたね。


天候は快晴。半袖のTシャツから覗く腕に、時折吹く風がまだ肌寒い程度で、湿気も無く概ね快適な気候でした。
新緑の木々にうぐいすやらの小鳥のさえずりが目と耳に心地よかった。

林間の日暮れは早く、設営後、早速タープ下に備えた囲炉裏に点火し、晩飯の支度です。


来る夜を迎い入れる準備にランタンを早目に灯して、まだ辺りが薄らと明るいうちに始めます。


野に出るといつも思うのですが、太陽が昇り沈むまでの時間は、普段感じるよりも思いの外短く、タープ越しに見上げれば枝葉を縫って夜のとばりが忍ぶように青い。


そしてランタンの灯りとともに夜は更けていきました。


あくる日も快晴。
インナーシュラフ二枚で、暑くもなく寒くもなく、ハンモックでの目覚めには気持ちの良い環境です。


目覚めのコーヒー、普段ならスルーする朝飯も美味く、つい朝の運動までしてしまったりと・・・。


やっぱりキャンプするなら晴れた方がいいにきまってますね。


  続きを読む


2017年10月02日

9月中のキャンプ三行(仮)

前回の記事から凡そ1カ月経ち、早くもブログ的な事が面倒になりつつあるイサキです。

まぁ、想定してのブログ命名だったので、こんなもんかな?という感じで、緩く行きますね。

秋の行楽シーズン真っ盛りで連休もありーの台風もありーの、仕事や何やかんやをまとめると、ソロ1泊とデュオ2泊の計3回のキャンプをして過ごしました。

まずは9月10日11日のデュオ1泊。


天気は曇り時々晴れ、場所はいつもの隠れ家林間サイトで、夏季キャンプ最終と思ってのハンモック泊で、のんべんだらりとやって来ましたが、予想とは反して9月に入り早々涼しくなった上旬でして、思わず季節の移ろいを感じた1泊となりました。


季節の移ろいを例えば、夏が逝ったと言う人、秋が訪れたと言う人、色々と表現があると思いますが、皆さんはこの曖昧な季節感をどんな風に感じ、どんな事を思うのでしょうか?
自分は夏の名残りを楽しむ為のハンモック泊だったのですが、この回は思わぬ感じで真新しい季節の到来を予感させるキャンプとなり、またそれも何だかわくわくするような気分を味わえましたね。


薪ストーブが恋しいー!なんて、ハンモックに揺られながら全くゲンキンですね。

台風一過の9月18日19日ソロ1泊。


またもやいつもの林間、前回の初秋感を楽しもうとスポーツの秋って事で、スラックライン持参です。
幕は小川さん。外遊びに快適な季節はコンパクトに充実した幕が結構重宝しますね。


天気は晴れ、適度に運動。

適当に読書。(少女地獄 夢野久作著)

そしてコーヒーが旨い季節ですね。


9月24日25日デュオ1泊

天気は快晴、日差しは強く肌を焼くほどでしたが、大気は澄んで風が吹けば肌を撫でるように心地良くて、やっぱり夏のそれとは大きく違います。


場所は六ツ矢崎浜オートキャンプ場。琵琶湖畔のロケーションにまだ緑を蓄えた樹々の緑が映えます。


喧騒が一段落ついた後の水辺はどこか寂しげでもあり、この夏有った数々の物語を囁くように水面が波立っていました。

こういあ落ち着いた雰囲気の水辺もいいものです。

幕は秋冬に充実のタシーク。朝晩の冷え込みがまだ緩い今なら、インナーレスでコットを並べて寝室兼リビングとしました。


それでも下からの冷気で起された朝の5時半頃。幕が赤いので窓を開いてみれば、御来光。


十戒の如く、湖面を破って光の道が黄金に輝くのが見れました。


とにかく朝を迎え入れ、朝食を済ませたら恒例の二度寝。これからの季節はこれが気持ちいいんですよねぇ。

今度はアクティビティにカヤックをやってみたいなと思いつつ湖を眺めて帰路に着きましたとさ。

最後にボーナスショットってわけではないですが、今回撮ったお気に入りの一枚です。



さあ、これからが本番。
皆さんの秋冬キャンプが充実したものでありますよう。ではまた。  


2017年09月07日

8月13日〜15日 ソロ野営 ハンモック泊


もう早いもので9月ですが、ずっと書き損ねていたお盆休み中に行ってきたソロキャンプの簡単なレポートをしてみたいと思います。


場所は県内の山岳地帯にあるダム湖を上流に遡ったところで、ここは車でのアクセスの良さと、沢の上流でありながら広い河原があることと、道路から簡単に河原へ降りることが出来るので、夏休み中やGW中などは結構人が集まっている。
今回も幾つかのグループが野営をしていたが、夏休み中のそういった場所にありがちなパリピとでも言うのでしょうか?ルールもマナーも無い人達ばかりで設営前から萎えていた。
とりあえずそういったストレスの少なそうな場所に設営。


ソロなので夏のお決まりのハンモック泊。
このシンプルで尚且つ機能美なサイト構成がとても好きだ。
蚊帳の立ち上げに必要なタープ下の張り綱も夜間はランタンなどを吊すのに便利で、スライドさせれば照らしたい場所に掛けておける。


さてここでハンモックですがら自分が使うのはDDハンモックスのフロントラインというやつで、同社の代表的製品のトラベルハンモックの生地を変更し少し軽量化したもので、あまり言及されていないけれど、具体的な違いとしては、防水性を無視した代わりに透湿性や通気性を良くしたもので、夏場に使うならトラベルハンモックよりも快適であるということ。
もちろん雨降りならタープ下に吊すせば、十分凌げます。

写真の時間が前後しますが、夕飯は炊き込みタコ飯に納豆とインスタントのお味噌汁を添えて…と。

ええ、タコ飯の素と白米を一緒に入れて炊くだけ…完全なる手抜きです。
満腹になったら、眠くなって早速就寝。パリピの人の子供たちがヒップホップダンスを習っているらしく、親達が躍る我が子の為に永遠と同じ曲をリピートしているので、ホント寝付き良かった。(嘘)


目覚め。
昨夜の子守り歌が効いたのか、お日様がどんと高いから、タープの庇を下げた。
それでと暑さのあまり飛び起き、水着に着替えたらそのまま川へと。

お決まりの滝登りでもしようかと思いきや
、例のパリピの人達が滝の中腹くらいから長いホースを渡して、彼らがせっせと作って持ってきた竹の樋(とい)に水を引いている。要するに流し素麺。


(撮影は最終日、彼らが撤収して帰った後に残されたもの)
個人的には別にやっても構わないと思うけど、そこにいる人達も自然に遊ばせてもらってるんだから、周りへの配慮や後始末くらいはするべきだと思います。
ま…、とりあえず水浴びもしてクールダウしたことだし昼寝。


直火カマドに立て掛けた鉄筋の先端にトンボが留まる。


自分が初めてここを見つけたのは凡そ20年前。以来、毎年何回かは来させてもらっていて、最初は知る人ぞ知る場所だったのが、最近では人の出入りが激しく、ゴミも多く見られるようになった。
まるで地方の小さな花火大会が年々混雑し、何れ中止になるように、人が汚した後始末を一体誰がするの?といった具合にいつしか立ち入り禁止になってしまうかもしれないな…。なんて思いながら、トンボを見ていた。

同じ人である自分もこんな風に軽々しく、他人を揶揄したくはないけれど、管理されていない自然だからこそ、そこでレジャーを楽しむなら、人も…例えばトンボも同じく、自然に遊んでもらっているって気持ちで楽しんで欲しいものです。

何だか、説教臭くて自分でも嫌ですが、ずっと書けないでいたこの夏の事をここに綴りました。

  


Posted by スズキイサキ at 17:20Comments(4)アウトドアハンモック泊ソロキャンプ